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【高校生必見】公務員の仕事は安定している?就職前に知りたいことを一挙公開
2024.06.11

公務員の仕事は安定していると言われていますが、本当なのでしょうか。
実際のところ、公務員は国や地方公共団体に所属しているため、安定した職業であり、一度就職すれば長く働き続ける人がほとんどです。
この記事では、公務員が安定している理由や具体的な職務内容について詳しく解説します。
就職先に安定性を求めている学生さんは、ぜひ参考にしてください。
公務員が安定した職業なのは本当か

公務員が安定した職業なのは本当です。
公務員は国や地方公共団体に属しているため、倒産のおそれがなく、手厚い福利厚生を備え、身分の保証がされた魅力的な職業です。
さらに、民間企業よりも比較的給与水準が高く、安定した年収を得られます。
福利厚生に関しても扶養手当や通勤手当、住居手当などの各種手当も充実した内容となっています。
公務員が安定した職業なのはなぜか

公務員が安定した職業である理由は、さまざまな魅力から考えられます。
ここでは、公務員が安定した職業である理由について詳しく解説します。
国や地方公共団体が運営している
公務員は民間企業とは違って、国や地方公共団体が運営しているため、倒産するリスクがありません。
少子高齢化が進んでいる現在は、地方の人口減少にともなって市町村の合併が起こる可能性があります。
そのような場合でも公務員をクビになることはなく、合併先の市町村で働くような形となります。
公務員は倒産のリスクがないため、安心して働ける職業です。
安定した収入
公務員の仕事は安定した収入を得られ、民間よりも高水準の給与となっています。
たとえば、総務省の『令和5年地方公務員給与実態調査結果等の概要』によると、地方公務員の平均給与月額は404,765円となっており、1年単位で単純計算すると約485万円(4,857,180円)にボーナスを合わせた金額となります。
2023年9月27日?国税庁発表の『令和4年分民間給与実態統計調査』によると、民間企業の平均年収は約458万円となっているため、比較的公務員の年収の方が多いです。
長く働くほど収入も確実に上がっていくため、安心して働き続けられます。
充実している福利厚生
公務員は福利厚生として各種手当が充実しているため、経済的な支援を受けられます。
このような各種手当が整備されていれば、一人暮らしや結婚などの生活が大きく変わるときにも安心できます。
他にも地方公共団体によっては旅行の費用補助や出産時の給付金などの福利厚生を導入している場合があります。
人間にしかできない仕事が多い
昨今、AIの発達によってさまざまな業界の仕事が減っていくと言われていますが、公務員の仕事は人間にしかできない仕事が多いため、仕事がなくなることはありません。
事務処理の一部や問い合わせはAIが担当する可能性がありますが、住民との対話やプロジェクトの企画、災害時の緊急対応などは人間にしかできない仕事です。
AIは人と接することや創造性が高い業務、思考を必要とする業務を苦手としているため、公務員の仕事を代わりに行うことは当分ありません。
働きやすい職場環境
公務員は労働環境の整備が行われているため、比較的働きやすい職場環境であることが多いです。
公務員の勤務時間は、基本的に8時30分から17時15分までの勤務となっており、有給の取得も問題なく行えます。
ただし、公務員でも職種によっては労働時間が変則的になったり長時間労働になったりする可能性があります。
たとえば、消防官や警察官は変則的な勤務形態で、非常時には休日でも出勤しなければならないケースが多いです。
労働環境の整備は社会的にも進められているため、今後の働きやすい職場づくりに期待がもてます。
生涯働ける
公務員は、問題を起こさず真面目に働いていればクビになることはありません。
なぜなら、たとえば『地方公務員法第27条』の法律などによって身分が保証されているためです。
生涯働き続ければ、手厚い退職金の受け取りが可能です。
ただし、安定して働ける公務員でも、問題を起こしてしまった場合は懲戒免職や分限免職になるケースがあります。
懲戒免職とは、公務員が仕事のなかで法令や規則に違反し、重大な不正をした際に行われる処分のことです。違法行為や職務怠慢などの組織の秩序を乱す行為をした場合は懲戒免職の処分がくだされます。
分限免職とは、仕事において支障がある公務員に行われる処分のことです。心の問題や無断欠勤などの理由で仕事ができなくなった場合に分限免職がくだされます。
上記のようなケースもありますが、普通に働いてさえいれば公務員として生涯働くことが可能です。
安定している地方公務員の職業

地方公務員は、安定して働けるだけでなく、幅広い業務に関わることができます。
ここでは、安定している公務員の職業を紹介します。
都道府県・市町村職員
都道府県や市町村の自治体で働く職員は、地域活性化に貢献でき、安定して休みが取れて給与も安定しています。
都道府県・市町村職員の定年は60歳とされており、定年まで働く人がほとんどです。最近では、高齢化社会への対応や政府の政策に伴い、定年が65歳に延長されることも多いです。
退職する際には、働いた年数に応じて退職金の給付があり、民間企業の退職金よりも比較的高い場合が多く見られます。
基本的に平日勤務が多く、残業の有無は部署によって異なるため、毎日定時で帰る人もいれば、残業が多いケースもあります。
休日は週休2日制となっており、土日祝日やゴールデンウィークは基本的に休みです。
都道府県・市町村職員は地域の活性化に貢献できる職業であるため、地元で働きたいような方におすすめの職業です。
警察官
都道府県の警察官は地方公務員に分類され、高校卒業程度の学歴でもめざせる職業です。
警察官も、基本的に週休2日制となっており、働き方は職種や配属先によって異なります。
警察官の主な働き方は、通常勤務と交代制勤務の2つにわけられます。
通常勤務は完全週休2日制で、土日祝日や年末年始は休みです。
勤務時間は一週間に38時間45分となっています。
交代制勤務は、平均して1週間に2日の休みがとれるようになっており、土日祝日は必ず休みになるとは限りません。
勤務形態としては、1週間に38時間45分の勤務時間となっており、当番、非番、休日または日勤というローテーションで組まれている形です。
地域の安全を守り、人の役に立てる警察官は、やりがいや魅力にあふれた職業です。
消防官
消防官は、市町村に所属する消防署に勤務し、地域の安全に貢献できる人気の職業です。
火災や救急、事故、災害などの緊急時に出動し、地域住民の安全を守ります。
消防官の勤務形態は、ほとんどが交代勤務となっており、24時間体制での勤務を交代で行います。
24時間の勤務時間内に休憩や仮眠をとる時間がありますが、緊急時は出動しなければなりません。
1日の拘束時間が長い消防官は、不規則な勤務形態であり、他の一般的な職業よりも休日が多いです。
危険がある仕事ですが、出動時の手当や福利厚生が手厚いため、継続的に働く価値があります。
消防官は、危険がありハードな仕事ですが、地域の困っている人を助けるヒーローのような職業で、やりがいを大きく感じられるため、おすすめです。
安定以外に確認すべき重要な項目

安定しているからという理由だけで公務員になってしまった場合、仕事内容が想像と違ったり自分に合わなかったりする可能性があります。
ここでは、安定以外に確認すべき重要な項目について詳しく解説します。
公務員としてやりたいことが明確か
公務員になってやりたい仕事が明確に決まっている人は、モチベーションを持ち、やりがいを感じながら仕事を続けられる可能性が高いです。
公務員として長く働く意思があるか
公務員として長く働く意思がある人は、経験を積んで高収入を得られる役職を目指せます。
公務員は、自己啓発に励みながら、長く働いた人ほど昇進もしやすくなるため、モチベーションも高まります。
まとめ
公務員は、国や地方公共団体が運営しており、倒産の恐れがないだけでなく、手厚い福利厚生も備えている、安定した職業です。
収入面についても、平均的な金額は民間企業よりも高く、働きやすい職場環境で生涯働き続けることができます。
ただし、安定しているからという理由だけでは、困難に直面したときに続けられなくなってしまう可能性があるため、公務員になってやりたいことや長く働く意思があるかを確認しておくことが望ましいです。
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どのコースでも、仲間たちと切磋琢磨し、楽しい学校生活を送りながら公務員を目指すことが可能です。
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